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基礎知識

給湯器の設置場所の種類と選び方(屋外・屋内・PS)

給湯器の設置場所の種類と選び方|屋外・屋内・PSの違いを解説

給湯器を交換する際、「今と同じ場所に付ければいい」と思っている方は多いですが、実は設置場所の種類によって選べる機種が変わります。また、新築やリフォームのタイミングで設置場所を変更したいケースもあるでしょう。

この記事では、給湯器の設置場所の種類とそれぞれの特徴、選び方のポイントをわかりやすく解説します。


給湯器の設置場所は大きく3種類

給湯器の設置場所は、主に以下の3つに分類されます。

  1. 屋外設置(壁掛け・据置)
  2. 屋内設置(室内)
  3. PS(パイプスペース)設置

それぞれ設置環境や換気方式が異なるため、設置場所に合った機種を選ぶ必要があります。給湯器本体には「設置場所区分」が定められており、異なる区分の機種を無理に設置することはできません。


屋外設置タイプ

屋外壁掛け型

建物の外壁に直接取り付けるタイプで、日本の戸建て住宅では最も一般的な設置方法です。外気にさらされる環境に対応しているため、本体は防水・防塵・耐風仕様になっています。

給排気を屋外で行うため、室内に排気ガスが入り込む心配がなく、換気の問題が起きにくいのが特徴です。また、本体の点検やメンテナンスがしやすく、交換作業も比較的スムーズに進みます。

デメリットとしては、直射日光や雨風にさらされるため、屋内設置と比べると経年劣化が進みやすい点が挙げられます。特に海沿いや積雪地域では、塩害対策や凍結防止機能が重要になります。

屋外据置型

地面や専用の架台の上に置くタイプです。大型の給湯システムや、壁への固定が難しい場所に用いられます。屋外壁掛け型と同様に屋外仕様ですが、設置スペースが必要になります。


屋内設置タイプ

屋内設置とは

台所や洗面室、専用の機械室など、建物の内部に設置するタイプです。屋外に設置スペースが取れない集合住宅や、外観への影響を避けたい場合に採用されます。

屋外の天候に左右されないため、機器への直接的なダメージが少なく、冬場の凍結リスクも低くなります。

屋内設置で重要な「給排気方式」

屋内に設置する場合、燃焼に必要な空気の取り込み方と排気ガスの出し方が非常に重要です。屋内設置の給湯器は、給排気方式によって以下のように分類されます。

FF式(強制給排気式) 専用の給排気筒を使って、屋外から空気を取り入れ、排気ガスも屋外へ強制的に排出する方式です。室内の空気を使わないため、一酸化炭素中毒のリスクが低く、現在の屋内設置型の主流です。

FE式(強制排気式) 室内の空気を使って燃焼し、排気だけを強制的に屋外へ排出する方式です。FF式に比べると換気への依存度が高く、設置場所の換気条件を確認する必要があります。

CF式(自然給排気式) 煙突を使って自然に給排気を行う方式で、古いタイプの機器に多く見られます。現在では新規設置されるケースは少なくなっています。

屋内設置の場合は、機種の選定と合わせて換気設備の確認が必須です。適切な換気がなければ、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険があります。


PS設置タイプ

PSとは何か

PSとは「パイプスペース」の略で、マンションなどの集合住宅で配管をまとめて収納するために設けられた縦長のスペースのことです。給湯器はこのPS内に設置されます。

PSは建物によって扉の位置や開口方向が異なり、「PS扉内前方排気」「PS扉内上方排気」などの種類があります。給湯器を選ぶ際は、PSの形状に対応した機種を選ぶ必要があります。

PS設置の特徴

PS内は密閉に近い空間のため、排気ガスの処理が重要です。PS設置用の給湯器には排気の方向や方式に関する仕様があり、PS扉の開口部から適切に排気が行われるよう設計されています。

また、PSのサイズや配管の取り出し位置が機種選定に影響します。マンションの管理規約によっては、設置できる機種や出力(号数)に制限がある場合もあるため、事前に管理組合や管理会社への確認が必要です。


設置場所を変更することはできるか

「屋外から屋内に変えたい」「PSから屋外に移したい」といった設置場所の変更は、基本的に大がかりな工事が必要になります。配管の引き回しや換気設備の新設、場合によっては壁の開口工事なども伴うため、費用と工期がかかります。

一方、同じ設置場所での交換であれば、既存の配管や給排気筒をそのまま流用できるケースが多く、工事はシンプルに進みます。給湯器の交換を検討している場合は、まず現在の設置場所・設置方式を確認したうえで、同じ条件に対応した機種を選ぶのが基本です。


設置場所ごとの選び方まとめ

設置場所主な特徴向いている住宅
屋外壁掛け換気不要・点検しやすい戸建て住宅全般
屋外据置壁固定不要・大型向きスペースがある戸建て
屋内(FF式)一酸化炭素リスクが低い屋外スペースがない住宅
PS設置マンション向け・省スペース集合住宅

給湯器を交換する際は、現在の設置場所区分と同じ種類の機種を選ぶことが基本です。号数(お湯の出力)や機能(追い焚き・エコ機能など)だけでなく、設置場所の区分を必ず確認してください。不明な点は、専門の設備業者に現地を見てもらうのが確実です。


給湯器の設置場所でお悩みの方や、交換の際にどの機種を選べばよいかわからない方は、ぜひ宝宮設備にご相談ください。横浜市・川崎市・厚木市・海老名市を中心に、現地調査から施工まで対応いたします。

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